トピックス

トピックス２０１３．０８．１５号

　　2013.08.15登録　

　８月前半は、猛暑の連続です。各地で豪雨で大きな被害をだし、東京都区域や都下でも局所的に短時間の降雨量が100ｍｍ近くになる強烈な雨で被害が出ました。町田市の南部の降雨量が少なく、12～13日にかけて20mm弱の降雨がありましたが、半月で25ｍｍ以下で、カラカラに乾燥しています。

エノキグサ（トウダイグサ科）
畑地によく生えている草です。葉状の苞の中に雌花を数個付け、立ち上がった軸にたくさんの雄花を咲かせる。この軸の先端や途中に雌花（右）をつけることもあって、この花も正常な種子ができます。　　撮影：2013.08.13　横浜市

イネの花（イネ科）
水田の多くは、穂を出しています。イネの花は、よく晴れた日に10時過ぎから短時間開きます。下は、花期の水田と多くの花を咲かせている稲穂です。　　撮影：2013.08.13　横浜市

右上の花穂の先端近くの花を観察しました。横から見ると「えい」が開いています。そこから花糸を出しています。風が吹くと先の葯から花粉を飛ばします。右下は、開いている花を上から観察しました。「えい」からはみ出した房のような柱頭に黄色い花粉が付いています。蕊の付け根に鱗被（リンピ）と呼ばれるものがあって、膨らんで「えい」を開きます。一時間くらいで閉じますが、再び開くことはありません。