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トピックス２０１８．１０．１５号

　　2018.10.15登録　

　６日に台風２５号が、朝鮮半島南部に上陸して日本海に出て温帯性低気圧になって、北海道の南部を通り足早に遠ざかっていきました。それに吹き込む強風が、６日から７日にかけて吹き荒れました。その強風で隣家の庭の大きな桃の木が途中から折れ、北隣の太いオリーブの木も折れました。良く行く大和市泉の森の大木も途中から折れたり、コブシの大木が、株の裏を見せていました。合わせて、各地で海水を含む風のために塩害による停電や植物への被害も出ています。
　気温は、月初めから秋らしくなりましたが、台風へ吹き込む暖気の影響で、６，７日と気温が上がり、７日の最高気温が、３４．８度で最低気温も２５．１度で熱帯夜になりました。

　定点撮影している恩田川の桜並木も次第に葉が少なくなってきました。都・県境の送電線鉄塔が良く見えます。
　今号の植物は、カラスノゴマのです。

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カラスノゴマ（アオイ科）　町田市　（撮影日：画像に）
カラスノゴマの蕾は、はじめ細長く次第に丸く膨らんでできます。萼の間から黄色い花弁が見えだして開きます。幾つかは、萼の先がくっついていて開かないのもあります。通常花弁が５枚で、中央にひげの生えた子房持つ雌しべに、長い仮雄しべが５本と折曲がった雄しべが多数（１０～１５本）があります。　この花に小さな蜂や蟻が来て花盤に向かいます。おしべに接触しますので、花粉を十分運べると思います。

花に蟻が良く来ます。	蟻が去ったあと更に花に近づいてみました。
仮雄しべをアップで見るたくさん花粉をつけています。私が観察した範囲では、小さな昆虫が来て、花の奥まで入るのになぜ長い仮雄しべを作る必要があるのでしょうか？雌しべが長いのでそれに合わせる必要があるのでしょうか？半開き状態のところに蟻が来て花盤に入るところを動画(twitter・クリック）にしています。
カラスノゴマは、上のように開き切ったときは仮雄しべに花粉がついています。開き始めたときに花弁の間から出た雌しべや仮雄しべにも花粉が付いています。開花前に葯が成熟して開くのでしょう。興味を持ち花弁が黄色く見え始めた蕾を一つ開いて見ました。　2015年に比較的詳しく観察（切り花で）したことがあります。改めてと思い、切り花にしてみましたが、普通の水切り程度では水揚げしません。十分観察するためには鉢植えなどの方法によるより方法はなさそうです。次に挑戦したいと考えています。
静に萼を開き、一枚切り取りました。花弁の隙間から　中を見ると花粉が見えます。	さらに、花弁二枚を切り取りました。葯が完全に開き　折りたたまれた仮雄しべが見えます。
開けたかけて縮れた蕾（花）のついた枝先を見つけ　ました。目印にして何日か観察しました。↓	中央の蕾が開くはじめました。↓
１０時ごろに半分開きました。↓	１５時にほぼ開いています。↓
７日の朝　散っていました。一日花でした。↓	散った花の後ろの蕾が若干膨らんでいます。↓
後ろの花が開花しています。↓	翌日　１５時に花被片が殆ど散りました。↓
正常に開いた花は、一日で散っていきます。

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ブログ「クスの遊び」のリスト

　１０月前半にクスクス微笑みながら軽くアップした、リストです。題をクリックして頂きますとブログにジャンプします。

日	題	概　要
15	クサカゲロウの卵	センニンソウの花柄に産み付けられていました
14	オケラ	雌花と思われる花が残っていました
13	ハマナツメ（２）	今年２回目の開花です
12	サザンカ（２）	サザンカの花にホウジャクの一種が来ます
11	シャクチリソバ	昭和薬科大学で花を咲かせていました。とってもきれいな花です。
10	フデリンドウの苗	大分大きくなったフデリンドウの苗
09	ツリバナ	果実が熟して弾いていました
08	コナスビ	鉢に咲いたコナスビ
07	アズチグモ	葉を合わせれ卵嚢を作っていた
06	シモバシラの花	咲き始めたシモバシラ。花のアップも
05	ハクモクレンの果実	初めて実をつけたハクモクレン
04	サザンカホウジャクの一種	花を咲かせ始めましたタイアザミにヒメクロホウジャク？が来ていました
03	メドハギ台風の落とし物	刈り残され大きくなって花を咲かせています風でもぎ取られた文旦
02	チカラシバ	草原に刈り残され穂出していた
01	ミズトラノオ	花が咲きだしました

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